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RPA導入事例の紹介【製造業】
こんにちは。
RPAとはパソコン業務を自動化させるツールのことを言いまして、
おもに事務員さんがやるようなパソコンへの定型的な入力作業、確認作業、転記作業をパソコン内のロボットに覚えさせて誰でも出来るような仕事はロボットに任せましょうというソフトウェアになります。
2〜3年前からここ最近流行り出しておりまして、数多くのRPAツールが各メーカー出されているご時世でして、
プログラミング知識があまりない方(多少の知識は必要)でもRPAツールは3ヶ月くらい頑張って覚えたら2.3個の定型的な業務自動化アプリを作ることができます。
そんな中、最近RPAを導入されて自動化した事例を紹介します。
大阪にある製造業の事例

100名弱の中小企業で水栓関連の部品を製造されている、創業70年を超える老舗の部品メーカーさんです。
主な自動化させ業務効率化できた内容は、
・受注入力処理の自動化
・請求書の整合性チェックの自動化
・在庫管理システムの自動更新
です。
実際に自動化した動画やプログラムをお見せしたいのですが、
秘密保持的な部分もあるので、概要を紹介していきます。
・受注入力処理の自動化
取引先のEDIにchromeから入り、その日に入っている注文CSVデータをダウンロードする。
自社の基幹システムを立ち上げ、受注入力画面を開く。
注文CSVの注文番号、品番、数量、納期、納品先住所の一列目をクリップボードにコピー
基幹システムの受注入力画面へそれぞれの項目にあった場所へペーストさせ一つ目の受注入力を登録させる。
CSVの2列目,3列目….とコピペを繰り返す。
受注数=CSV列数なので、列で空白が出たら、受注入力を完了させる。
CSVも名前を付けて指定のフォルダへ格納し終了する。
・請求書の整合性チェックの自動化
①主要取引先からの請求書が毎月PDFで届くので、そのPDFデータをOCRで読み込み、CSVファイルとしてエクスポートさせる。
②自社の当てはまる月の売上データのCSVを開く。
③新規でエクセルを立ち上げ、1列づつ①の注文番号、金額、数量、②の注文番号、金額、数量をペーストさせ、あっていればTRUE,間違っていればFALSEの関数を自動入力させる。
FALSEの列のみ担当者が最終チェックすることで、ほとんどの整合性はチェック済みとなり10/1くらいの労力で済むようになった。
・在庫管理システムの更新
自社の基幹システムの在庫データCSVをダウンロードし、マクロを組んだエクセルのシートに貼り付ける業務で、CSVデータが重いため、ダウンロードと貼り付け作業に時間がかかっているため自動化させた。
Windowsタスクスケジューラーを活用し、毎日7:00、12:00、18:00に指定のRPAタスクを立ち上げるよう保存する。
無事更新が完了したら担当者宛にメールで「在庫管理の更新完了!」と送信することで、更新作業は自動化されメールチェックのみの作業となった。
他にもたくさん
他にも細かい自動化はさまざま作りましたが、今回は大きな改善点についてご説明しました。
今回の事例をきっかけにRPAがもっと広まりみんなが楽に仕事できるようになることを願います。
もっと知りたい方はこちらからお問い合わせください。
では。